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再生医療の最前線を撮る——積水化学の幹細胞培養プレート「Ceglu™」商品撮影の裏側
今回ご依頼いただいたのは、「積水化学工業株式会社」さまが手がける化学合成足場材「Ceglu™(セグル)」をコーティングした幹細胞培養プレートの撮影です。
iPS細胞をはじめとする幹細胞の培養に使われる研究・製造向けの資材で、再生医療の現場を支える製品です。動物由来成分を含まない完全化学合成という高い安全性と、室温での長期保存が可能な安定性を兼ね備えた、いわば次世代の細胞培養プラットフォーム。ライフサイエンス分野でも注目度の高い製品の撮影を担当させていただきました。
培養プレートやボトルは透明・半透明の素材が多く、商品撮影の中でも特に難易度が高い部類に入ります。
透明な容器は周囲の色や光を拾ってしまうので、背景が白くても、グレーっぽく写ったり、余計な色が映り込んだりしがちです。
今回はまず「切り抜き撮影」を実施。背面からライトを当てることで、透明な素材をクリアに浮かび上がらせました。バックライトで白く飛ばすことで輪郭がシャープに出て、ECサイトや製品ページに使いやすい、輪郭のきれいなカットに仕上げています。
切り抜き前提の撮影では、背景と製品の境界をしっかり出すことが最優先。透過物は特に光の回り方に気を使います。



続いては、バックから青みがかった光を当てるアプローチを取りました。青い光が商材をクリアかつクールに見せてくれます。研究用・医療用の製品として「信頼感」と「先進性」が伝わるビジュアルを意識しました。
ライフサイエンス分野の製品は、清潔・精密・先進、この3つが製品のイメージに直結します。色温度の調整だけで製品の印象はがらりと変わるので、このあたりは毎回丁寧に確認しながら進めています。


最後は製品集合の撮影。培養プレート・ボトルなど複数アイテムを並べた集合カットです。
背景にはグラデーションペーパーを使用。白から青へ自然に流れる背景で、製品全体にシャープなまとまりが生まれます。清潔感・高品質感を損なわず、製品ラインナップを一覧で見せたいときに使いやすい表現です。
研究機器・医療機器の製品ページやカタログでは、背景がうるさすぎると製品の信頼性が損なわれます。グラデーションペーパーはそのリスクが少なく、プロフェッショナルな仕上がりになります。

今回のような透明・半透明の製品撮影で担当者の方からよく聞くのが、「自分たちで撮ったら白く飛びすぎた」「映り込みが取れない」「切り抜きがうまくいかない」という悩みです。
透過物の撮影で大事なのは3つ。
・ライティングの方向
バックライト・フロントライトをどう組み合わせるか。透明な素材では光の方向で見え方が全然変わります。
・背景選び
白背景にするか、色をつけるか、グラデーションにするか。製品の色味と用途に合わせて判断します。
・切り抜きのしやすさを意識した撮影
後処理を前提に、輪郭がはっきり出るように撮ることが大事。これを意識していないと、切り抜き工程で何倍も時間がかかります。
弊社では撮影前のヒアリングで、製品の素材・用途・掲載先を確認した上でプランを決めています。
理化学機器・医療機器・研究資材の商品撮影は、製品の専門性が高いぶん「どう見せるか」の判断が重要です。ライティングや背景の選択一つで、製品の信頼性の伝わり方が変わります。
今回のように専門性の高い製品も、まずはお気軽にご相談ください。
CegluTMは積水化学の独自技術によって創出された完全化学合成の細胞培養足場材です。
様々な基材に対して均質な培養表面を提供することで、
iPS細胞(iPSC)や間葉系間質細胞(MSC)等の細胞培養のスケールアップにおける課題を解決し、
幹細胞治療の産業化に貢献します。
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