ハンガー掛け撮影の基本、服がハンガーに掛かっている状態は家やお店でも見る光景なので、商品を想像しやすいというメリットあり

以前は『トルソー撮影の基本』をご紹介しましたが、アパレル商品の撮影には『ハンガー掛け撮影』という方法もあります。服がハンガーに掛かっている状態は家やお店でも見る光景ですよね？そのため写真を見た人が商品を想像しやすいというメリットがあります。トルソーに着せて撮るのとはまた違った雰囲気で撮影することができるので、今回はハンガー掛けの撮影方法をご紹介します。

まず撮影を始める前に。シャツなどシワになりやすいものはアイロンをかけてなるべくシワがない状態にしましょう。サイズの合ったハンガーに掛け形が歪まないように！

それではハンガー撮影の基本セッティングの仕方です。
ハンガーはテグスを使って吊るします。このときのポイントは、ハンガーをセットペーパーにくっつけるようにするということです。テグスに掛かったハンガーはゆらゆらと動いてしまうので、それを防止するためになるべくセットペーパーに近づけるようにしましょう。

ここからが大事！まずはセンチュリーですが、なるべく上の方まで伸ばして商品の上からライトが当たるようにセットします。

そしてスタンドは商品の真横に置いて横から光が当たるようにセット。（左右どちらでも）そして反対側にレフ板をセットします。

これでセットは完了です！

実際に撮影したものがこちら。

横から光を当てることによって、正面から撮ったとしても生地の波打つ感じが出て立体感がでます。これならハンガーに掛かった状態でも商品のイメージがつきやすいですね。

ちなみに寄って撮影するとこんな感じです。

今回はハンガー掛け撮影の基本をご紹介しました。ハンガーに掛かっている状態は普段目にすることが多く馴染みやすい形なので覚えておくと便利ですね。